こんなところを観てるの!? 初心者と経験者を分ける決定的なちがいとはとは?

Jump Ball コーチの$hu-J(シュージェイ)です。
コロナウイルスの影響でなかなかバスケができない中、今しかできないことをしっかりと勉強してみましょう😀

バスケはスキルやテクニックも大事ですが、それを活かすにはコートの状況をみて、どのスキルやテクニックを使うかを判断する能力が必要です。

足が早い子、運動神経が良い子が必ずしもバスケがうまい訳ではない理由がここにあります。

今日はコートの状況を取り入れる「視野」についてのおはなしです。

初心者と経験者を分ける決定的なちがいは記事の後半にて。

視野には2つの視野がある。

視野には大きく分けて「2つの視野」があります。
『中心視野(ちゅうしんしや)』と『周辺(関節)視野(しゅうへんしや)』

視野は人間が見えている範囲です。

実際にどのくらい見えてる?

人間の視野は思うほど広くはありません。
・左右に約120度
・上方向に約60度
・下方向に約70度

ここでのワンポイントは
視野を広げるために、目線と首を常に振る。

元プロサッカー選手の中田英寿選手の視野の広さは有名。
まるで空から観てるかのようにコート全体を見渡しています。

ちょっと昔の映像でわかりにくいですが、一瞬、一瞬常に目と首を動かしながら、状況を視野で確認した後に行動に移っているのがわかります。

中心視野とは

普通にものを観ている状態がこの中心視野となります。
下の写真で観るバスケットボールが中心視野でものを観ている状態です。

周辺視野とは

中心視野の奥に「ボヤッと」観える視野。
これを周辺視野と言います。
なんとなく、観えている状態です。

初心者と経験者を分ける決定的なちがい

初心者プレイヤー
「中心視野でボールを視野の中心におき、目で追いかける」そのためボールに吸い寄せられるような動きになってします。

経験者プレイヤー
周辺視野でボールをボヤッと視野に入れながら、敵や味方の位置と変化を把握し、的確な状況判断を行なっています。

こんなに違う、周辺視野の良いこと(メリット)

実は、
視覚でとらえた情報から、実際に運動を開始するまでの「反応時間」は『周辺視野』の方が反応が早いことが研究で明らかになっています。

しかも、
中心視野は1秒に1〜2この情報を得るのに対して、周辺視野は4〜5個の情報を得ることができます。

したがって、特に育成年代では中心視野ばかりではなく、周辺視野で様々なものを観る習慣をつけることが大切です。

周辺視野を広げよう

Jump Ball では周辺視野を広げるトレーニングも行なっています。
視野を広げるには【トレーニング(スポーツビジョントレーニング)】+【経験(成功と失敗)】+【準備(アクションの前に体制を整えておく)】です。

速攻が出るときのはどのポイントを観て準備するのか。

パスミスが多い選手は味方を観すぎて、敵を観ていない場合がほとんどです。
→ 敵は中心視野に、味方とボールは周辺視野に置くことがミスをなくすポイントになります。

ピックアンドロール(2on2)の場面で、反対側の再度も視野に入れてみる(コート上のプレイヤーがボールに目を奪われた瞬間は、ピックアンドロールの奥のスペースが空きます。そこに視野で確認してパスの判断を出せるか。)などなど。

テニスボールを使ったトレーニングや、ボールを2つ使ったトレーニング、その他速読も周辺視野を広げるためのトレーニングになります。

こちらのトレーニングはJump Ballのスクール、YouTubeで今後配信していきますので、お楽しみに。

それでは、またコートでお会いしましょう。
Jump Ball $hu-Jでした。

こちらの動画、どこが変わっているかわかりますか(^^)
周辺視野で物事を捉えるトレーニングのひとつです。
チャレンジしてみてください。